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“魚食”の良さを多くの人に 地元ならではの伝統料理

ganba3.jpg香良洲漁協女性部長
中西 富士子さん(65)
津市香良洲町

 子どもの魚嫌い、調理の手間などによる現代人の“魚離れ”が進む中、地元で水揚げされた魚介類を使って社会貢献活動やイベントに参加。さまざまなアイデアを形にして、魚食の良さを広めている。実績が評価され、昨年から県漁協女性部連合会長も務める。

 同町で育ち、22歳で結婚。漁師の夫を支えながら3人の子どもを育て、現在は自宅で釣りえさの仲卸し業をしている。

 女性部のまとめ役も3期目。当初は港内の清掃が主な活動だったが、「漁業の町ならではの伝統料理を復活させよう」と展開。

 香良洲港に水揚げされる魚介類で「キスの天ぷら」「アサリ飯」「アカエビの空揚げ」「アナゴのちらしずし」などを作った。味も上々とあって、各地のイベンドで人気に。集まった募金や収益金を漁船海難遺児や市社協に寄付している。

 「何と言っても部員が協力的で一生懸命。団結力はどこにも負けないですよ」と話す。県下14部約2290人の中でも「香良洲の女性は特に活気がある」と評判。

 東京で開かれた全国青年・女性漁業者交流大会では、県代表としてこれまでの活動を発表した。

 来月は、初めて町内の中学校で生徒向けの調理指導を。また昨年に引き続き、漁船海難遺児のためのチャリティーゴルフで料理を提供する。

 朝市や加工品の商品化にも関心があり、全国の女性漁業者との情報交換に出かけて、勉強に余念がない。

 「今の子どもたちは魚の原形を知らないそうです。お母さんも魚をさばくのが苦手と聞きます。親子で参加できるイベントを通して、魚を気軽に食べてほしい。やってみたいことはたくさんあるんですよ」と笑う。

 一方で、毎年9月1日に行われる漁師の祭りで、5年前から手踊りを復活させた。今では100人以上の踊り手が集まるという。

投稿日:2007年06月27日カテゴリー:がんばってます その素顔

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